すべてが半端

推しが曇って飯がうまい

イヤホンは恩人

ネットに接客を受けるときはイヤホンは外してほしいという話があった。私は昔イヤホンがないと本当に外を歩けない時期があったのでそう言われると他人事には聞こえない。と思いきやICカードを無言で提示されたからというものだった。その状況で何も言わないってどういうことなんだ?イヤホンの有無関係なくないか?そんなこんなで思ったより他人事ではあったが話は続けよう。

私は突然の音に弱く、とくに笑い声は突然やすりで顔を殴られたような反応をしてパニックになってしまうので階段のてすり代わりに音を掴んでいたのである。てすりを掴めば足だけ滑り落ちるくらいで済むかもしれないが、てすりがないと頭から転倒する可能性がある。それくらいの価値の差がイヤホンに掛かっていた。

スーパーのレジ前はイヤホンを外してスタンバイはするし、人に話しかける前は外すものの、問題は向こうから何の前触れもなく話しかけられることだった。某ドラッグストアは頻繁にレジの人員が出入りしていきなり話しかけられるので苦手だ。常に二人はレジにしておけばいいじゃないと思わずにはいられない。

これでも昔よりはいくらかましにはなっている。実家を出て不快感を我慢しなきゃいけないプレッシャーから逃れてから、少し突然の音に対する聞いたあとのイライラが減った。恐怖感が減ったのかもしれない。突然の音へのリアクションが大きいらしく、下品な笑い声に人以上に不快感を覚えてるのは相変わらずである。