すべてが半端

推しが曇って飯がうまい

私とみんなの世界が違う

外に居場所があるとか、助けがあるとか、

弱者に向けて誰かが語る。

私にはそんな現実がない。だから信じられない。

外に救いがあるという前提が。

 

私にとって外は意味のないものだった。

私は人に相談しましょうを信じていた。

親にも教師にも、カウンセラーにも医師にも相談した。

だけど結局私は人にますます怯えるだけになった。

今ではここまでの恐怖を植え付けた原因にさえ思う。

だから助けを呼んでねに、

「そんなの嘘、みんな騙されないで」という気持ちになる。

 

でもそれが誰かにとっては助けがある方が真実らしい。

ネットでしか見たことなくて現実では見たことはない。

そして誰かにとっては縋りたい物語でもある。

誰かの真実が私には真実にならなかった。

障害や病気を抱えて治療するに当たって、

治そうとする人と支える人がいるという話があった。

何度もその物語の登場人物になろうとして打ち砕かれた。

そんなに私は贅沢な物語を望んでいただろうか。

ただ怒鳴ったりパワハラしてくる人間がいないだけが、

なんでこんなにも難しいんだろう。

医者に怒鳴られる恐怖に怯えて過ごした。

医者に怒鳴られないように机の下に隠れててと職員に言われた。

ここに居続けたらもっと悪化してしまう。

そんな危機感があった。

就労移行支援という就職という餌を使って、

通っている人にパワハラする職員もいた。

 

自分だけが不幸かどうかなんてどうでもいい。

他の人が不幸なら不幸を我慢すべきなんて思っていない。

むしろ不幸を我慢する同調圧力なんて加害者に加担しているに等しい。

でも我慢している人たちの中には自尊心も居場所もなく、

ここしかないからと衰弱している人たちもいるだろう。

 

私は平気でしたなんてネットで言われたところで、

私の前に起きた地獄はそうだったのだ。

他の場所なら違うからなんて言われてももうやった。