すべてが半端

推しが曇って飯がうまい

親切な友人と重くて何もしない私

私にはひとり、同級生の友人がいる。といっても今はお互い見ている作品の趣向にズレがあって連絡しても長く話せない。住む場所も遠くなってしまった。

 

友人は年に一度帰ってくる。彼女には友達がたくさんいるが、私にも会ってくれる。とても人当たりがよく、こんなに面倒臭い要介護な私に接してくれるのは彼女くらいのものである。彼女は人に積極的に親切にするし、その分親切にもされる。私はそんな善意と善意で人と関われる彼女を見ていると別世界にいるような気持ちになる。

 

私の関わり方というのはあまりに重い。人との関係の順位を誰よりも気にしているし、他の人間に比べて自分の存在は価値がないとか、たいていの人間は自分がいない方が幸せなのだろうと思うようになっている。いろいろあったしやってみたが、そういう結論になった。もう私は悪意ばかり感じ取ってしまう。悪意を感じ取りすぎて善意でされ、自分に変化を求める否定として抱えきれなくなってしまった。アダルトチルドレンの無価値観と不完全感によるものなのだろう。そんな飢えた状態なので人に対する見返りを求める気持ちと、返されなかった時の怒りを想像すると恐ろしく、自分からは人と関わることが苦手だ。

 

夫には家庭内で何かしら手伝おうとするが、すぐ何かしらのミスをやらかす。意識が漠然と膜に包まれるときは言葉をすぐに聞き取れないし、日によってはかさぶたが剥がれた肌のように過敏だ。そんな調子で動く無能になることがたびたびあるので、私は友人が羨ましい。

 

 

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