すべてが半端

推しが曇って飯がうまい

宗教2世の娘が正しさを呪う理由

毒親育ちだとわかってから3年は過ぎた。

人によっては解毒に励むべきだというが私はあれから何をするわけでもない日々が続いている。通院でちょっと日常を話して終わりである。無理をして母と同じようになりたくないからだ。

 

母は宗教2世である。島そのものがキリスト教が根付いてる場所で生まれた。面倒だったらしい土日の片方が潰れる礼拝もあってか、家族の誰にも宗教は勧めていないが、土壌がキリスト教の域である2世の母は、無自覚に気がおかしいのである。正しくあろうとする目的のために手段を選ばなくなったのである。私はキリスト教の聖書の内容を人の生き方と錯覚した頭のおかしな人間に「お前は聖書通りではない」という理由で人格否定をされ、相手の悪意からなる理不尽な許しを強要され、世界中が敵のように感じながら生きてきた。そうしてキリスト教ベースの「いい子」であるように言われてきた綺麗事な単語はことごとく地雷として埋め込まれている。

 

だから許しや正しさを求める行為を非常に恐れている。無理に許しや幸福を追いかければ、また見返りを求めたり無理が祟ったり、周りにまで強要する人間になってしまうことは明白だ。だから私は過去を振り返らないようにしろと気安く言われたくはない。振り返らないようにした末路をもう知ってしまっているのだ。何もする気になれない。理想像の為に振り回す人間になることを私は一番恐れている。