すべてが半端

推しが曇って飯がうまい

自立できなかった者と名だけの支援

私は一人暮らしをしたことも、働いたこともない。就労移行支援で嫌味を言われながら、面接練習で詰問されている利用者とのやりとりを隣の部屋越しに聞こえながらパソコンに文字を入力している時に、ここに明日も、明後日も通わなくてはならないのは耐えられないと思って、私は支援施設に通うことをやめた。本当に支援施設だったのか、私にはよくわからない。

それから私は実家から逃げるように夫と暮らし始めた。だから私は一人暮らしができたことが無い。ここ最近毎日のように外出していた私は、身体に疲れが溜まってしまったらしく今日はぼんやりと過ごしている。安い野菜があることを知っているものの、外出するほど力が出ないのである。

私は働くと想像したときに、人から叱られ、いない方がマシだと言われるとか、責任はちゃんと取れるんですかと支援施設の女性職員が全体にかけた言葉などが頭に浮かんで恐ろしく感じてしまう。自立なんて言葉は私には一生無縁なのかもしれない。