すべてが半端

推しが曇って飯がうまい

私は自己責任論が嫌いだ

私は自己責任論とか自己啓発と言ったものが嫌いである。周りの人間の質が悪いのはお前の質が悪いからという自己啓発的な発言もそうである。
人間の出会いとは親である。そして最初に足をつける環境がある。その親が悪い人間も質が悪い本人のせいだというのか。これでは某絵本作家と変わらない。

貧困の中かもしれないし、不条理の中かもしれない。そういったところから、親や世間から自己否定感を積み重ね、そんな呪いのようなものを努力だけで解決できると思っている輩がいる世界のどこに居場所や向かうべき場所を見出せるというのだろう。

世を上手く渡れた人間の声は大きい。そしてその発言は誰かにとっての暴言として悪用される。しかしこの強者達は攻撃される者たちの責任だというのだ。彼らは自己肯定感を素材に武器を作って売り歩く武器商人だ。その武器で傷つけられるのはいつだって蹴落とされてきた人々なのである。そして武器商人達はその現場を見ることもなく海外の貧しい子どもたちや動物に涙を流すのである。